ジパングコインとはロンドン市場の金現物と紐付いて価値が保証される暗号資産(仮想通貨)です。ポイントやゴールドバーへの交換、スマホ決済など実際の社会で使われる様子が明確なことから将来性に高い期待が寄せられています。

「そもそもジパングコインってなに?」
「ジパングコインで稼ぐことはできるの?」
「いつもの生活でジパングコインは使えるの?」
ジパングコイン(ZPG)は金(ゴールド)を身近にし、誰でも気軽に使えるように日本の大企業が普及を目指す暗号資産(仮想通貨)です。
この記事でわかること
- ジパングコイン(ZPG)の概要
- ジパングコイン(ZPG)の価値が保証される仕組み
- ジパングコイン(ZPG)の特徴と保有するメリット
- ジパングコイン(ZPG)の将来性と具体的な使い方
- ジパングコイン(ZPG)を購入できる取引所と買い方
この記事を読めば、ジパングコインの価値が確かなものだと分かり、スマホで気軽に使える未来を想像できるようになります。
暗号資産を身近なものにしてくれるコインであり、投資家の皆さんは市場シェアを広げていく将来を描ける貴重な銘柄だと分かるので、ぜひ参考にしてください。
ジパングコイン(ZPG)とは

暗号資産名 | Zipancoin(ジパングコイン) |
シンボル | ZPG |
価格 | 7,696.29円(22年10月11日終値) |
時価総額 | - |
時価総額ランキング | - |
詳細 | ジパングコイン公式サイト |
ジパングコイン(ZPG)は三井物産デジタルコモディティーズが発行する暗号資産(仮想通貨)です。
日本を代表する三井ブランドが発行する暗号資産とあり、クリプト界隈で大変注目を集めています。
ジパングコイン(ZPG)には大きく3つの特徴があります。
- 分散投資とインフレヘッジの「金(ゴールド)」
- 金(ゴールド)価格への連動を目指す信頼性の高い「暗号資産」
- デジタル化・小口化で身近な「金(ゴールド) × 暗号資産」
暗号資産に投資する個人は、価格変動リスクの回避先が主にビットコインになっています。
しかしビットコイン自体の値動きが激しく、リスクヘッジ先として適切ではありません。
ジパングコイン(ZPG)は、暗号資産(仮想通貨)市場のなかに生まれたセイフヘイブンとして活用されています。
またインフレが2022年の課題になっていますねジパングコイン(ZPG)はインフレヘッジとして資金の回避先にもなります。

暗号資産の市場の中にセイフヘイブン(資金の安全な逃避場所)が作られたことがポイントです。
法定通貨に換金して、現金や他の金融資産で保有する必要がなくなりました。
ジパングコイン(ZPG)が金現物価格と連動する仕組み

個人投資家が購入するジパングコイン(ZPG)がロンドン市場で売買される金(ゴールド)現物とどのように繋がっているかを解説します。

さっそく銘柄の詳細を知りたい方は「ジパングコイン(ZPG)の特徴とメリット」から読み進めてください。
なおジパングコインの仕組みはこちらの動画で分かりやすく解説されていますので、ゆっくりとご覧になってください。
ジパングコインがロンドン市場の金現物と紐付いて価値が保証される流れ
僕たちが購入するジパングコイン(ZPG)がロンドン市場の金現物と紐付いて価値が保証される流れは次の通りです。
- 個人投資家が暗号資産交換所(デジタルアセットマーケッツ)で口座を開設してZPGを購入
- デジタルアセットマーケッツはZPG発行体(三井物産デジタルコモディティーズ)からZPGを購入
- 三井物産デジタルコモディティーズは三井物産から金現物を購入
- 三井物産はロンドン市場で金現物を購入
総合商社の三井物産が誇る圧倒的なブランド力、長年の歴史をかけて築かれたコモディティの商流を活用しています。
三井物産がロンドン市場で確実に金現物を確保できることから、ジパングコイン(ZPG)の価値が保証されることに納得できますね。
現物にがっちり紐付いているZPGは他の暗号資産と性質が違いますね。
デジタルアセットマーケッツと三井物産デジタルコモディティーズについて
デジタルアセットマーケッツはコモディティトークンの暗号資産(仮想通貨)販売所です。
金連動型のジパングコインの取扱にはじまり、今後は石油・エネルギー・食料・ 二酸化炭素排出権など、トークン化されたあらゆる金融商品を中心に取扱う取引所として日本の中心的役割を担うことが期待されています。
デジタルアセットマーケッツへ投資している会社は、日本取引所グループ・三井物産・セブン銀行など東証プライム市場へ上場する企業を含む18社にも及ぶことからも同社への信頼の高さが伺えます(2022年7月時点)。
三井物産デジタルコモディティーズはジパングコイン(ZPG)の発行体です。三井物産の100%子会社で、コモディティに連動した暗号資産の商品化を行い、アセットアロケーションの新たな選択肢を提供しています。
なお、DMM Bitcoinがジパングコイン(ZPG)を取扱うことを7月4日に発表しました。三井物産デジタルコモディティーズはジパングコイン(ZPG)を取扱う国内の暗号資産取引所を増やす予定です。
ジパングコイン(ZPG)と金現物の分別管理(分離保管)
個人投資家が購入したジパングコイン(ZPG)と金(ゴールド)現物に分けて解説します。
- ジパングコイン(ZPG)の分別管理について
- 金(ゴールド)現物の分別管理(分離保管)について
一つずつ確認していきましょう。
ジパングコイン(ZPG)の分別管理について
日本の暗号資産取引所は法律により暗号資産の分別管理が義務付けられています。
参考:金融庁 法令・指針等 第三分冊:金融会社関係 暗号資産関係
たとえば、ジパングコイン(ZPG)の取引開始を発表したDMM Bitcoinは、暗号資産を同社保有分とお客様保有分で物理的に分離して保管・管理しています。
金融庁の厳しい審査のもと、国内取引所はセキュリティ対策を万全にしているのでご安心ください。
金(ゴールド)現物の分別管理(分離保管)について
三井物産デジタルコモディティーズが三井物産から購入した金(ゴールド)の現物は、三井物産にリースしています。
よって、金(ゴールド)の現物はリース市場で運用しているので分別管理されていません。
その代わりに、ジパングコイン(ZPG)に銀行保証を取り付けています。仮に三井物産デジタルコモディティーズまたは三井物産が経営破綻や倒産したとしても、個人投資家が購入したジパングコイン(ZPG)は保証されます。
暗号資産(仮想通貨)に銀行保証がつけられたのも三井物産が日本で培った信頼と実績の賜物でしょう。
ちなみに、国内の信託銀行は暗号資産のカストディ業務が可能になる予定です。内閣府令の改正案が6月30日に示されました。
カストディ業務の担い手が増えれば、投資家の暗号資産に対する安心感が格段にアップします。
ジパングコイン(ZPG)3つの特徴
ジパングコイン(ZPG)の特徴が数ある金(ゴールド)商品にはないメリットそのものになっています。
- 500円から気軽に購入できる
- ロンドン市場の金現物の価格がほぼ連動する
- 信託手数料や現物保管料がかからない
順番に解説していきます。
特徴①:500円から気軽に購入できる
ジパングコイン(ZPG)はブロックチェーンで超小口化されており、500円から気軽に購入することができます。
現物を買うためには店舗へ伺わないといけません。また先物やETFはある程度の資金が必要になり、個人投資家が気軽に売買できるものではありません。
一方でジパングコイン(ZPG)であれば取引所に口座を開設した直後から500円でZPGを買うことができます。
特徴②:ロンドン市場の金現物の価格がほぼ連動する
ジパングコイン(ZPG)の価格は非常に高い透明性が保たれます。
金先物や手数料がかかる金商品は証券会社が価格の調整を入れるため透明性が保たれていません。投資家が取引コストを知らぬ間に払っていることもあります。
ジパングコイン(ZPG)はブロックチェーンによって余分なコストを排除することができます。
特徴③:信託手数料や現物保管料がかからない
ジパングコイン(ZPG)には、信託手数料や現物保管料が一切かかりません。
DMM Bitcoinをはじめ、日本の取引所は暗号資産の保管・管理コストは無料になっています。
また三井物産デジタルコモディティーズ自体が金現物を親会社の三井物産にリースして利益をあげているため、その他の手数料をかけることもないでしょう。
ジパングコイン(ZPG)の将来性

ジパングコインの発行体である三井物産デジタルコモディティーズが計画する今後の展開は、将来性を占う重要な材料です。
- 暗号資産取引所を増やす
- 金融業界全般へ広げる
- 公共性の高いプラットフォームを作る
発行体である三井物産デジタルコモディティーズの事業計画を理解することで、ジパングコイン(ZPG)の市場規模の拡大・成長性の予測に役立てていきましょう。
将来性①:暗号資産取引所を増やす
デジタルアセットマーケッツ以外にジパングコイン(ZPG)を取扱う取引所を増やす段階です。
DMM Bitcoinがジパングコイン(ZPG)の取扱開始を7月4日に発表した通り、順調に進められています。
併せて上場させる商品(貴金属・原油・天然ガス・電力・排出権などをトークン化)の拡充を計画しています。
プラチナやシルバーなどの貴金属はゴールドと同じ商品設計なので、スムーズに日本の取引所で取り扱われそうです。
その他のコモディティについては性質が異なるので、上場までに時間を要するでしょう。
三井物産デジタルコモディティーズは2022年中にジパングコイン(ZPG)で暗号資産の実績を作ることを第一にしています。
将来性②:金融業界全般へ広げる
三井物産デジタルコモディティーズが発行する暗号資産を金融業界全般へ広げる段階です。
まずはデジタルアセットマーケッツが金融商品取引法の認可を取得して販路拡大の役割を担います。
1年ほどの準備が必要なので、ジパングコイン(ZPG)の新商品・サービスの発表や三井物産デジタルコモディティーズから新たな暗号資産が発行されるのは2023年からと予想できます。
目先はジパングコイン(ZPG)のレバレッジ取引であるCFD取引、デジタル証券としての扱いのSTO対応を通じてFX業者、証券会社、銀行等へ市場を広げていきます。
将来性③:公共性の高いプラットフォームを作る
ジパングコイン(ZPG)が通貨として個人が気軽にあらゆる場面で使えるようにすることを三井物産デジタルコモディティーズは目指しています。
まさにビットコインがデジタル通貨として誕生したように、暗号資産本来の目的を立ち返り目的が分かりやすいですね。
具体的には、各種ポイントとの交換、金(ゴールド)現物との交換、決済での活用を目指しています。

コツコツ貯めたZPGをゴールドバーに交換したいな。
スマホで楽天・ペイペイ・LINEのポイントを通貨として使っているように、ZPGも生活に溶け込んでいけるか?
まずはデジタルアセットマーケッツを公共性が高いプラットフォームにするため株主と協力して進めています。
暗号資産ジパングコイン(ZPG)を購入できる取引所と買い方
暗号資産(仮想通貨)のジパングコイン(ZPG)が購入できる取引所をご案内します。2022年7月7日時点において、日本の取引所のみで取り扱われています。
DMM Bitcoin
DMM Bitcoin日本を代表するエンターテイメント集団DMMグループの潤沢な資本と盤石なセキュリティ体制のもとで暗号資産のサービスを提供しています。
詳細は「DMM Bitcoinとは?メリット・デメリット・評判・サービスを全解説」を参考に口座開設をご検討ください。
まとめ:ジパングコイン(ZPG)は将来性が期待できる銘柄
ここまでジパングコイン(ZPG)の概要に始まり、ロンドン市場の金現物価格と連動する仕組みや特徴や将来性を解説してきました。
三井物産の国内ネットワークでジパングコイン(ZPG)をスマホから誰でも手軽に使えるようになるでしょう。
この記事をまとめると
- ジパングコイン(ZPG)はロンドン市場の金現物で価値が保証された暗号資産である
- ジパングコイン(ZPG)暗号資産はビットコイン(BTC)に代わるセイフヘイブンとなる
- ジパングコイン(ZPG)はポイント交換・ゴールドバーに交換・スマホ決済で使える予定
- ジパングコイン(ZPG)を購入できる取引所はDMM Bitcoinとデジタルアセットマーケッツ
ジパングコイン(ZPG)の用途は広く、日本取引所グループ・三井物産・セブン銀行など東証プライム上場企業を含む18社がすでに投資していることを考慮すれば、日本に普及する暗号資産の第一候補と考えられます。
投資家の方は金の特性に注目して、ジパングコイン(ZPG)を通じて金の価値を再び確認できます。
一般家庭では2022年のインフレ下においてヘッジ手段として家計を安定化させるための選択肢になります。
ジパングコイン(ZPG)は実際の社会で使われる様子をはっきりと想像できる珍しい暗号資産です。
将来性が期待できる国産の暗号資産として引き続き注目していきましょう。
ジパングコイン(ZPG)に関するよくある質問
最後にジパングコイン(ZPG)に関するよくある質問と回答をまとめます。
ジパングコインは土日も取引できますか?
売買する取引所によります。例えば日本の暗号資産取引所であるDMM Bitcoinは、24時間365日対応(毎週水曜日午後0:00〜午後2:00の2時間は週次メンテナンスで取引不可)しています。
ジパングコインを買える日本の取引所はどこですか?
DMM Bitcoinとデジタルアセットマーケッツ(DIGITAL ASSET MARKETS)で買うことができます。
先述の「暗号資産ジパングコイン(ZPG)を購入できる取引所」をご参考ください。
ジパングコインをゴールドの現物と交換できますか?
ジパングコイン(ZPG)をゴールドの現物と交換することはできません(2022年7月7日時点)。ただし発行元の三井物産デジタルは、将来的に交換可能にする予定で準備しています。
また、各種ポイントとの交換や決済手段として使えるように事業者と話を進めています。「ジパングコイン(ZPG)の将来性」にまとめたので、ご参考ください。