暗合資産(仮想通貨)の積立投資における手数料の注意点、メリット・デメリット、おすすめの2銘柄を含めて全体像を専門用語なしで解説。暗合資産の積立で失敗しないコツや、向いている人・向いていない人をタイプ別でご紹介します。

「そもそも暗号資産の積立はどのような投資法なの?株式と違いはあるの?」
「3年以上をかけて暗号資産でリスクを限りなく0(ゼロ)にして着実に稼いでいきたい。」
暗合資産(仮想通貨)が冬の時代と言われる2022年、価格が低迷する今だからこそ積立投資を始めるのに適したタイミングです。
この記事を読むと、暗号資産の積立投資の全体像が分かり、メリットばかりではなくデメリットや注意点を正しく知ることができます。
大切な3つのポイント
- 積立投資の手数料無料に注意!スプレッドコストを支払うことを正しく知る
- 積立投資の特徴・メリット・デメリットを知るとあなたが積立に向いているかが分かる
- 積立投資は暗合資産に限らずあなたの資産を長期的に増やす王道の投資手法である。
ビットコインやイーサリアムをはじめ、暗号資産の値動きが激しくて投資に躊躇をしていないでしょうか。
暗号資産の積立は価格下落を味方にできる投資法ですので、ぜひ参考にしてください。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資とは?
暗号資産(仮想通貨)の積立投資とは、毎日・毎週・毎月など一定額の暗号資産を購入する投資方法です。
少ないお金で始めることができ、長期的に投資を続けて安定した収益を見込めます。
自動的に一定額を積み立てていくため、買い付けるタイミングを見極めるなど難しい作業がありません。
一定額の暗号資産を購入するため、価格が高いときは購入量が少なくなり、安いときは多くなります。
積立により、暗号資産の価格が高いところで買いすぎてしまうリスクを分散することができます。

歴史ある株式の積立投資と全く同じで、暗号資産の運用に応用されています。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資の手数料に関する注意点
Webメディアで、暗号資産(仮想通貨)の積立投資の手数料が無料と紹介されているのを頻繁に見かけると思います。
そのまま鵜呑みにすると、自動で手数料相当分を差し引かれているので注意してください。
国内取引所が自動で行う積立投資のサービスは、販売所であなたの積立分を購入しています。
その際に、スプレッドコストが上乗せされており、自動購入された時点で含み損を抱えることになります。
スプレッドコストは変動しているため、手数料換算すると0.1~5.0%ほどと幅があります。
国内取引所の全てにおいて概ね上記のスプレッドコストが発生し、平均して3~4%位の手数料を想定しておくとちょうど良いです。
ただし「スプレッド = 悪」と誤解しないでください。取引所は各暗号資産をプールして、全ての顧客に安定して供給するようにしています。
積立投資においては、あなたが決めた日に決めた数量の暗号資産を確保しなければいけません。
取引所は全ての顧客に安定した積立サービスを提供しており、その手数料としてスプレッドコストを支払っているとご理解ください。
詳細は「販売所のスプレッドについて」をご参考ください。

スプレッドは予め上乗せされたコストなので手数料と呼ばなくて済みます。
ただし手数料と同じくあなたが負担するものなので、正しく知っておくことが大切ですね。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資 4つのメリット
暗号資産(仮想通貨)の積立投資には主に4つのメリットがあります。
- 少ない金額から投資できる
- 時間分散で価格下落リスクを減らせる
- 投資の深い知識や経験は必要ない
- 投資を自動化して時間を有効活用できる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
メリット①:少ない金額から投資できる
最初のメリットは、少ない金額で投資できることです。
「暗号資産で積立投資をする取引所の選び方」でご紹介した通り、取引所は最低の投資金額を引き下げて気軽に始められるようにしています。
500円からの積立は標準で、大手取引所のビットフライヤーは1円から、コインチェックは333円から毎日積み立てることができます。
暗号資産の積立は大きな資金がいらないので、初心者の方でも手軽に投資を始められるのが最大のメリットです。

ビットフライヤーならビットコインやイーサリアムをはじめ、17種類の暗号資産に1円から積立できます。
メリット②:時間分散で価格下落リスクを減らせる
2つ目のメリットは、投資するタイミングを分けることで価格下落のリスクを減らせることです。
株式やFXにくらべて暗号資産(仮想通貨)の値動きは激しいので、購入してから値下がりすることもあります。

上図はビットコインの日足チャートです。仮に5月2日の高値でスポット投資(一括購入)した場合、含み損の期間が長くなってしまいます。
いわゆる「塩漬け状態」で、購入した暗号資産で利益が得られない期間が続きます。
仮に50万円分のビットコインを購入して1週間後に20%下落していたら、含み損は10万円です。
投資する直前の暗号資産が高いのか安いのかを見極めることは誰にもできません。
そのため、世界中の投資家に選ばれる手法が積立投資です。
一定額の暗号資産を積み立てていけば、安いときは多く買えて、高いときは少なくでき、平均購入単価を抑えることができます。
これは「ドルコスト平均法」と呼ばれる手法で、株式やFXなどあらゆる金融商品に使われている投資法です。
メリット③:投資の初心者が上級者なみの成績を目指せる
3つ目のメリットは、投資の初心者の方が上級者と同様の成績を目指せることです。
積立投資の対象になる銘柄はほぼ決まっており、あとは買い付けるタイミングと金額を自動設定するだけです。
暗号資産(仮想通貨)であればビットコイン(BTC)がメインで、続いてイーサリアム(ETH)、あとはリップル(XRP)などの時価総額が大きくて将来性の高いアルトコインを少量加える程度が基本になります。
株式と同じく暗号資産の積み立ても基本に忠実であることが何よりも大事。ファンダメンタルズの確かな銘柄をドルコスト平均法で投資することを続けるのみです。
すると、世界中の投資家の目線が一致していることに気が付きます。暗号資産は歴史が浅いために選択肢が少なく、2022年時点ではビットコインまたはイーサリアムを積立投資の対象にする投資家が多数を占めています。

草コインでの積立は控えましょう。市場からニーズがなくなれば、あなたの大切な資産も失ってしまいます。
メリット④:投資を自動化して時間を有効活用できる
4つ目のメリットは、投資を自動化して時間を有効活用できることです。
暗号資産(仮想通貨)を積み立てる金額とタイミングを設定すれば、後は自動で積立投資されていきます。
時間をかけてチャートを分析したり、最新の暗号資産ニュースを熟読する必要もありません。
つまり、暗号資産の積立であればいつ・いくら購入するかなど悩むことがなくなり、大切な時間を有効活用できます。
例えば、取引所は以下のプランで自動て積立投資を行います。
- 毎月10日に、5万円分のビットコインを購入
- 毎週1回、5,000円分のリップルを購入
- 毎日、500円分のイーサリアムを購入
国内取引所のおすすめ積立プランを利用すれば、うっかり買い忘れることもなくて安心です。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資 3つのデメリット
暗号資産(仮想通貨)の積立投資は良いことばかりではありません。
- 短期間で大きな利益を狙うのは難しい
- 元本を割る可能性がある
- スプレッド分のコストがかかる
デメリットも正しく理解して、これからの資産運用に活かしていきましょう。
デメリット①:短期間で大きな利益を狙うのは難しい
最初のデメリットは、短期間で大きな利益を狙いにくいことです。
積立投資は長い時間を味方にして、コツコツ資産を雪だるま式に膨らませていくものです。当然ですが、その分投資リターンは小さくなる傾向にあります。

早く大きく稼ぎたいから、短期トレードをしたいな。
暗号資産(仮想通貨)を積み立てる目的や計画をはっきりしておかないと、早く稼ぎたい想いに駆られるでしょう。
価格下落のリスクを分散させて、時間を味方にして暗号資産を確実に増やすことを忘れないでおきたいですね。
デメリット②:元本を割る可能性がある
2つ目のデメリットは、投資元本を割る可能性があることです。
ただし、これは暗号資産(仮想通貨)や積立投資に限らず、どんな商品や手法でも同じです。
暗号資産は値動きが激しいので、購入価格から下落したときのインパクトが大きいのは事実。
だからこそ、積立投資で平均取得価格を整えることと、時間分散で下落リスクを避けることが重要です。
また値動きが激しい分、暗号資産が反転上昇したときのパフォーマンスは他の金融商品を大きく上回ります。
ですので、たとえ元本割れしても将来性の高い暗号資産へ自動的に積み立てを続けるようにしましょう。

暗号資産は値動きが激しいため、一括ではなく積立でリスクを減らすことがポイントです。
デメリット③:スプレッド手数料がかかる
3つ目のデメリットは、スプレッド手数料がかかることです。
スプレッドとは、暗号資産(仮想通貨)の買値と売値の差のことで、買うときには高く、売るときには安く設定されています。
取引所が予め設定する価格であり、取引所が儲かるようにできた仕組みです。
ただし「スプレッド = 悪」と誤解しないでくださいね。
概要は上記「暗号資産(仮想通貨)の積立投資の手数料に関する注意点」をご覧ください。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資に向いている人 5つのタイプ
暗合資産(仮想通貨)の積立投資に向いている人を5つのタイプに分けてみました。
- 投資経験が少ない方、初めて暗号資産に投資する人
- 投資にかけられる時間が少ない人(個別銘柄の調査やチャート分析で売買タイミングを測る時間がない)
- 投資するまとまった資金がない人
- これから何十年に渡って積み立てを続けられる人
- 値動きに一喜一憂して感情に左右されて売買する人
今大きな資金がないけれど、これから何十年と働ける若い世代は特に暗号資産(仮想通貨)の積立投資がおすすめです。
お子さんがいたりマイホームを購入する前の方であれば、教育費や住宅ローンの負担が大きくなる前に始めておきたいですね。
出費が大きくなる時期に積立額を見直すなど自由がききますから、投資に充てられるゆとりがあるときに積立投資を習慣にすることがポイントです。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資に向いていない人 4つのタイプ
暗号資産(仮想通貨)の積立投資に向いていない人は、おすすめできる人とは反対の性格になります。
- 大きな値上がり益を狙った運用をしたい人
- 短期間で稼ぎたい人
- 長期間の運用ができない人(年齢、住宅購入など大きな支出がある、性格的に待てない)
- 想定した投資法を相場で実践したい人
暗号資産にかぎらず、投資パフォーマンスの高い人は自分自身をよく知っている人が多いようです。
積立投資は短い時間で稼ぎたい欲望が敵になるので、待つことの必要性を十分に理解して時間を味方にすることが大切です。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資 失敗しないコツ
暗号資産(仮想通貨)の積立投資で失敗しないコツを4つご紹介します。
- 余剰資金で投資
- 時間の分散
- 長期保有
- 資産の分散
失敗しない4つのコツを守るだけで、相場が不安定になった際の資産の減少に動揺することなく積み立てていくことができます。
失敗しないコツ①:余剰資金で投資
積立する金額が大きいほど将来のリターンは大きくなりますが、いつもの生活に支障をきたすほど積立投資に充てることは控えましょう。
あなた自身の長期的なライフプランに応じて、適切な期間と積立金額を設定することが大切です。
暗号資産(仮想通貨)の積立プランは、Webから簡単に変更することができます。
つみたて暗号資産は1円から始められるので、積立金額を少しずつ増やしいくことで気負いせずに運用を続けられます。
失敗しないコツ②:時間の分散
最初のポイントは、一度に資金の全額を投資しないことです。
毎日・毎週・毎月に一定金額を積み立てるドルコスト平均法によって、高値づかみをするリスクを減らすことができます。
失敗しないコツ③:長期保有
2つ目のポイントは、投資を始めたら長期保有することです。
暗号資産の市場は、他の金融市場よりも上下に激しく変動することが多いです。
保有期間を長くすることで、年ごとのリターンのバラツキを減らし、収益を安定化することができます。
失敗しないコツ④:資産の分散
最後のポイントは、1つの暗号資産に資金を集中させず、将来性の高い銘柄に分散投資することです。
相場格言「卵は一つの籠(カゴ)に盛るな」を聞いたことがあるのではないでしょうか。
卵を1つのカゴに盛るとそのカゴを落とした時に全部割れることから、1つの資産に集中投資をするリスクを分かりやすく例えています。
歴史ある債券・株式・為替市場で確立された教えです。暗号資産の積立投資にそのまま活用していきましょう。

ビットコインに全額投資していませんか?
僕もBTC投資をしていますが、投資資金を暗号資産と株式に分け、さらにそのうちの一部を積立に充てるなど、先人の教えを守っています。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資のシミュレーション
金融庁が積立金額と運用成果の資産運用シミュレーションを無料公開しています。
参考サイト:資産運用シミュレーション(金融庁公式サイト)
積立金額・積立期間・想定利回り(年率)から運用成果が算出されます。
ビットコインやアルトコイン自体への積立は右肩上がりの価格上昇を見込んでの投資手法です。
そのため想定利回りはありませんが、ステーキングやレンディング(貸暗号資産)をする際に役立ちます。
例えばBitLending(ビットレンディング)なら年率8%でビットコインを貸し出すことができます。
毎月3万円分のビットコインを想定利回り(年率)8%で5年間レンディングした際の運用成果は次の通りです。

5年後には元本180万円に対して40.4万円の運用収益が上乗せされています。
積立投資する最大のメリット「複利効果」が分かりやすくグラフ化されています。
暗号資産でもビットコインやイーサリアムなどの主要銘柄で、長期的に安定した利回りが得られるサービスが提供されています。
積立投資と相乗効果の高い「株式投資の配当と同様のステーキング」と「貸株と同様のレンディング」もお役立てください。
2022年 暗号資産(仮想通貨)の積立投資が注目される理由
2022年に入りフィデリティ投信が401Kでビットコイン投資を選べるようにするなど、欧米の機関投資家が本格的に暗号資産への投資を始めています。
401Kを利用する米国人は2,000万人以上、フィデリティが主導することに大きな意味があります。
ビットコインをはじめ、2022年に暗号資産が大きく下落して相場が落ち着き、次の上昇相場に向かうタイミングで積立投資を始めるのが適したタイミングの一つです。
そこで重要なのは、将来性のある暗号資産(仮想通貨)を積み立てること。積立で投資パフォーマンスを高める前提に、将来性が高く成長する銘柄に投資することが上げられます。
暗号資産の決済であれば、支払いやWeb上のトークンとして世界中で使われる流通量の増加が求められます。
2023年以降はメタバース・NFT・ステーブルコイン・クロスチェーンも実用例が増えて、各トークンに投資が集まるでしょう。
それでは、暗号資産のなかでも右肩上がりに価格上昇がみこめる有望な銘柄はどれでしょうか?
暗号資産(仮想通貨)の積立投資 おすすめ銘柄2選
先に結論を言うと、ビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)になります。
イーサリアムについては2022年9月にマージが無事に完了し、需給の落ち着きを見ると安心して積み立てできる状態です。
さて、積立投資する暗号資産(仮想通貨)を選ぶときも、株式投資と同じくファンダメンタルズ分析が必要になります。
ただし、株価指標のようにPERやPBRなどを算出できないため、需給要因で判断するほうが投資パフォーマンスを高めやすいです(2022年10月現在)。
ハッシュレートや先物の建玉の変化などを専門的な指標は一切抜きにして、初めて積立投資をする方でも調べられる2つのポイントがあります。
- 欧米の機関投資家(年金ファンドなど)が注目する暗号資産は何か?
- 実際に長期投資を始めているか?予定はあるか?
欧米の機関投資家が実際に投資をしていたり、実行計画を公表していることがポイントです。
2022年10月、ビットコインとイーサリアムの価格が暴落した今からの積立は適切な長期投資のタイミングです。
参考記事:ビットコイン積立の手数料が無料の理由|本当に安い取引所を厳選
ビットコイン以外のアルトコインの急激な値上がりや草コインの急騰ぶりを見ると、ビットコインやイーサリアムに魅力を感じなくなるかもしれません。
しかし、暗号資産のつみたて投資で大切なことは世界中の誰もがその価値を認めている銘柄であること。
株式投資のように、日本市場など利用範囲が限定される暗号資産はおすすめしません。
そして、暗号資産市場でも主導権を握るだろう欧米機関投資家は、実際にビットコインへの投資を始めています。
またコンセンサス・アルゴリズムをPoSに移行したイーサリアムはESG投資の観点から投資対象に最適です。
その他、リップル(XRP)は国際送金の社会課題を解決することから、積立投資の候補となるアルトコインと言えます。
暗号資産のつみたて投資のまとめ
ここまで暗号資産(仮想通貨)の積立投資について、専門的な話を抜きにして体系的にまとめてきました。
暗合資産の積立なら、値動きの激しい銘柄でもリスクを抑えて着実に利益を増やしていきやすいことが分かりますね。
この記事のまとめ
- 暗号資産の積立投資は損失リスクを抑えて長期で利益を増やすのに最適な運用手法
- 暗合資産の積立投資は売買タイミングで悩む必要がなく積立を自動化して時間を有効活用できる
- 欧米の機関投資家が長期投資のするビットコインとイーサリアムは暗合資産の積立投資におすすめ
人生100年時代に入り、スマホネイティブの方々も気軽に投資を始めるようになっています。
ビットコインのようにファンダメンタルズの確かな暗号資産の積立投資なら、大きな利益をもたらす可能性も高いでしょう。
積立投資は人生における生活資金の土台になるため、損失リスクを限りなく0(ゼロ)にして積み立てることが重要です。
国内の取引所はあなたが負担する手数料を少なくするように努めてサービスの改善を続けています。
こちらに「暗合資産の積立投資をする取引所の選び方」をまとめたので、ぜひ参考にしてください。
暗号資産(仮想通貨)の積立投資でよくある質問(FAQ)
ここからは暗号資産(仮想通貨)の積立投資についてよくある質問(FAQ)と回答をまとめます。
積立投資におすすめの暗号資産はビットコインですか?
はい、欧米の機関投資家もビットコインへ投資をはじめていることや現時点で普及していること、さらには金融の主導国であるアメリカが前向きな姿勢を示していることから、ビットコインを積立投資の候補とされることをおすすめします。
ただしビットコインは歴史が浅く、投資を始めるタイミングや購入金額など確立されたものはありません。株式におけるインデックス投資のように、15年以上の長期保有を前提としたドルコスト平均法の資産を築く方程式があれば安心ですね。
残念ながら、暗号資産の市場には株式のインデックス投資のような成功の方程式がありません。だからこそ、ビットコインに限定して長期で積み立てることをおすすめしています。
積立投資は生涯に渡って行うものですから、先行き不透明なアルトコインへの積立は上級者のみが行うものと考えた方が良いでしょう。
こんな円安のときに暗号資産のつみたて投資を始めて大丈夫ですか?
ビットコインなら大丈夫と考えます(先の回答)価格も外国為替レートも予想できないことを忘れてはいけません。
先が読めないから稼げる再現性の高いつみたて投資をやろうとしているわけです。株式のインデックス投資では15年後を基準にすれば為替ヘッジなしのほうが成績が良いことがわかっています。
ビットコインが値上がりするか値下がりするかなんて誰にも分かりません。
そのため、景気の好況や不況、円安や円高を気にせず、ビットコインを15年以上保有するくらいの姿勢でドルコスト平均法で今からたんたんと積み立てていきましょう。
先にまとめた「時間分散で価格下落リスクを減らせる」ことをご参考ください。
急激な円安ですが積み立てていたビットコインの一部でも売ったほうが良いですか?
円安を理由にした利益確定の売りはしない方がいいです。ビットコインのつみたて投資を取り崩すタイミングは相場の上げ下げではなく自分がそのお金を必要としたときが基本になります。
または予め決めた利益確定のルールにのっとることです。例えば毎年30万円取り崩すとか、毎年3%分だけ売るといった形になります。
先述の通り、ビットコインのつみたて投資は相場のタイミングを見極めて売買するようなものではありません。
BTCの値動きや外国為替レートも先が読めないので、利益確定した直後から上昇する可能性があることも忘れないようにしましょう。
暗号資産のつみたて投資でよくある質問のまとめ
暗号資産のつみたて投資に向いている人はどんなタイプですか?
株式投資と同じく投資対象の暗号資産(仮想通貨)が成長することを想定し、5年以上の長期にわたる投資を前提にしている人です。短期間で大きな利益を得ようとか、すぐに結果を求める短気なタイプは不向きとなります。
上述の「暗号資産のつみたて投資がおすすめの人」にまとめているので、ぜひご確認ください。
株式よりもファンダメンタルズ分析の材料が乏しいので、仮想通貨プロジェクト自体の理解や世界に普及するイメージが描けるくらいに勉強熱心になることも重要でしょう。
暗号資産のつみたて投資で利益がでたとき、税金がかかりますか?
積立投資に限らず暗号資産(仮想通貨)で得た利益には税金がかかります。総合課税の対象となり、合計所得が大きくなるほど税率が高くなる累進課税(5%~45%)です。