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ビットレンディングとGMOコイン貸暗号資産ベーシックの利回り・貸借料と条件比較

BitLending(ビットレンディング)とGMOコインの貸暗号資産ベーシックを比較し、暗号資産(仮想通貨)の利回り・貸借料などの条件を一覧で確認できる早見表を作りました。

ビットレンディングとGMOコイン貸暗号資産ベーシックの利回り・貸借料と条件比較

レンディングの貸借料(利回り)など投資家が重視する条件を比較して、今どちらのサービスが稼ぎやすいかを確認できる早見表を更新しています。

長期投資で保有している暗号資産からも不労所得を受け取るために、ぜひ参考にしてください。

ビットレンディングと貸暗号資産ベーシックの比較表

2つのサービスにおけるAPY(年間利回り)など、個人投資家が注目する条件を選んで比較しています。

レンディング対象の暗号資産が多いため、まずは主要銘柄のビットコイン(BTC)とイーサリアム(ETH)を基準にして比較しました。

BTCとETHの比較BitLending貸暗号資産ベーシック
①年率と条件年率 8%(最短1ヶ月)年率1%~3%
②開始方法いつでも受付・送金日の翌日から随時受け付け、毎月15日(土日祝の場合は翌平日)
③最小注文数量0.01BTC(約3万円)
0.1ETH(約2万2千円)
0.1BTC(約30万円)
5.0ETH(約11万円)
⑤最大数量10億円分100BTC(約3億円分)/月
500ETH(約1,100万円分)/月
⑥報酬付与日【即時返還】当月契約が破棄、7営業日で返還。
【満期日返還】末日の満期日から7営業日で返還。
償還時
⑦自動更新ありあり
⑧途中解約可能(手数料無料、別途申請が必要)可能(貸借料は支払われない、手数料は受取予定の貸借料の10%

①について、ビットレンディングの最大のメリットは、長期投資の代表銘柄であるビットコインとイーサリアムの年率が8%以上を保っていることです。

GMOコイン以外の大手取引所がレンディングに力を入れていない中、年間利回り8%の貸借料が他業者より秀でた強みとなっています。

②と⑧について、BitLendingを提供する株式会社J-CAMはレンディングに特化しており、暗号資産を取引所や機関投資家などの大口に貸出すことを得意としています。

大口のニーズが多い銘柄に絞り、需要と供給を把握して流動性を保っていることから、個人の小口注文であっても開始や解約を速やかに行うことが可能です。

③も同様で、大量の貸し借りを仲介できることから、取引高の大きい業者の板取引のように、少ない注文数量をマッチングできます。

日本でビットコインとイーサリアムをレンディングするなら、BitLendingの利用を第一に考えます。

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ビットレンディングと貸暗号資産ベーシックで貸し出しできる銘柄と利回り

続いて、貸し出しできる暗号資産(仮想通貨)の種類、最高利回り(年率)、貸出期間を確かめましょう。

BitLending貸暗号資産ベーシック
BTC:8%(最短1ヶ月)
ETH 〃
USDT 〃
USDC 〃
DAI 〃
DOT:8%(最短3ヶ月)
ATOM:5(最短3ヶ月)、10%(最短6ヶ月)
DOGE:1%(最短1ヶ月)、3%(最短3ヶ月)
BTC:受付停止中
ETH 〃
BCH 〃
LTC 〃
XRP 〃
XEM 〃
XLM 〃
BAT 〃
OMG 〃
XTZ 〃
QTUM 〃
ENJ 〃
XYM 〃
MONA 〃
ADA 〃
MKR 〃
DAI 〃
LINK 〃
FCR 〃
参考:各社公式サイト(10月28日時点)

上記にBitLending(ビットレンディング)を利用するのメリットが強く表れています。

対象の暗号資産は5種類に限られるものの、長期投資の主要銘柄であるBTCとETHを年率8%で押さえ、3つのステーブルコインも同じ利回りで提供しています。

ステーブルコインとは:法定通貨と価格が連動するように設計された暗号資産(仮想通貨)。USDT(テザー)、USDC(ユーエスディーコイン)、DAI(ダイ)のいずれも米ドルとペッグしています。

一方でGMOコインは対象銘柄が多いものの、実際に貸出できる暗号資産は限られます。ただし、アルトコインの利回りが国内トップクラスのため、募集枠がすぐに埋まる傾向にあります。

最速で募集情報を入手したい方は、「GMOコイン公式ツイッター」をフォローなさってください。

ビットレンディングと貸暗号資産ベーシックに必要な手数料

2つのサービスを利用する際に必要な手数料をまとめます。

ビットレンディングを提供するJ-CAMは取引所ではないため、他の取引所から暗号資産を同社へ送付する必要があります

その一方、GMOコインは貸暗号資産できる銘柄を売っているため、同社から貸し出す銘柄を買い、そのままサービスに充てることができます。

以上を踏まえて、2つのサービスを利用するために必要な手数料は次のとおりです。

手数料BitLending
他社取引所の購入手数料販売所のスプレッドコストまたは取引所手数料(MakerまたはTaker)
送付手数料他取引所からの送付手数料
入庫手数料無料
返還手数料貸し出した暗号資産を受け取る際に使われるブロックチェーンの送金に必要なネットワーク手数料
BTC:0.0005BTC、ETH:0.00625ETH
手数料GMOコイン
取引所手数料Maker:-0.01%, -0.03%、Taker:0.05%, 0.09% ※銘柄により異なる
販売所手数料スプレッドコスト(変動性) ※銘柄により異なる

こちらは、ビットレンディングのデメリットが浮き彫りになりました。暗号資産の初心者の方にとって、他の取引所から送付することは難しく感じるかもしれません。

ただし余分な手数料はかからないですし、GMOコインの取引所で安く仮想通貨を仕入れて送付することもおすすめです。

GMOコインの取引所手数料は、Maker(指値注文)がマイナスで報酬をもらえるメリットがあります。

注意点は、貸暗号資産の対象となるドージコイン(DOGE)が販売所でのみ取り扱われていることです。

販売所でドージコインを買うとスプレッドコスト(3%超)が発生することご理解の上でご購入を検討してください。

ビットレンディングは主要銘柄、貸暗号資産ベーシックはアルトコインで使い分ける

ここまでJ-CAMが提供するビットレンディングとGMOコインの貸暗号資産ベーシックを比較してきました。

時価総額第1位と2位のビットコインとイーサリアムは、欧米の機関投資も長期対象にしています。

また、米ドルとペッグして価値が安定しているステーブルコインは使い勝手がよく、ポートフォリオに入れておけば他の暗号資産を買う際の決済通貨の役割も果たします。

BTC、ETH、USDT、USDC、DAIについては、年間利回り8%の貸借料で安定しているビットレンディングで決まりです。

アルトコインについては、上記「貸し出しできる銘柄と利回り」において、GMOコインが募集を開始するか日々チェックすることが大切です。

長期保有する暗号資産をGMOコインで保有しておき、募集開始とともに速やかに応募することで資金効率を高くすることができます。

投資パフォーマンスを高めるため、資金を寝かせないように注意が必要です。

人生100年時代に合わせ、老後資産2000万円問題が取り沙汰されるようになりました。

暗号資産のレンディングをフル活用して、将来のお金の悩みを解消していきましょう。

なお「暗合資産レンディングの比較と選び方」を解説していますので、長期投資のためにお役立てください。

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プティ

デイトレーダー・投資家からブロガー・投資家へ転身 | 日本株から暗号資産(仮想通貨)とNFT投資へ資金をシフト中 | web3時代における暗号資産の運用方法を中心に情報発信しています。

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